AWS IoT Buttonを分解してみた #reinvent
はじめに
AWS IoTのリリースに合わせて、AWS re:Invent 2015ではAWS IoT Buttonが配布されました。
しかし、残念なことにAWS IoT Button(と、その元となっているAmazon Dash Button)は、技適マークが付いていないため、日本国内での利用は違法となるため出来ません。残念。こんなに面白いデバイスなのに!
このまま文鎮化するのも勿体無いし、仕方が無いので分解して中身を確認してみました。
やってみた
AWS IoT Buttonの黒いフレームを抑えた状態で、中の本体を押します。
すると、フレームと本体が分離します。
表側の[AWS re:Invent]と書いたものはシールになっているので、マイナスドライバーで抉ると剥がれます。勿体無いけど一気にいきます。
シールが剥がれました。TroxのT5ネジが3本あります。
ドライバでT5ネジを取り外します。なお、このためにヨドバシカメラでトルクスドライバーを買ってきました。
T5ネジを3本とも外したところ。
しかし、ケースの上下は接着されており、ネジを外しただけでは分かれません。仕方が無いのでTS1ビットを押し込んで穴を開け、マイナスドライバーでこじ開けました。
パカっと!ケースが分かれました!
全部取り外すと以下のようになります。表面のシールと3本のT5ネジ、下ケース、下ケースの中に入っていた電池を覆う黒いカバー、ボタン付きの上ケース、それから本体ですね。
本体の裏側。 EnergizerのAAAサイズ(単四)の電池が1本付いています。これは接着されているので簡単に交換は出来ません。
気になるのはこれ。「441 NL0425」と記載されていて、どうもInvenSense INMP441 microphoneのようです。音声認識可能なのかな...?
本体表側。右側にあるのがボタン部分。基盤にはMicroController、Flash Memory、Wi-Fiモジュールが付いています。
Wi-Fiモジュールのシールを剥がすと「850101 537」と書いてありました。BroadcomのWi-Fi moduleのようです。
最後はちゃんと元に戻しました。が、ケースの上下が接着されていたところはパカパカ外れちゃうので、別途接着が必要です。
さいごに
AWS re:Invent 2015の展示会場でAmazonがDash Buttonを展示していたので、「いつ日本で発売されているんですか、日本発売を強く願っています」とヘタクソな英語で伝えたところme tooと言われました。me tooじゃなくて発売してくださいよ...待ってますよ!